卵巣がんの診断と治療
卵巣がんは他のがんと異なり、詳細な診断のために開腹手術が行なわれます。
これは“ステージング手術”と呼ばれ、この手術によってがんが良性か悪性か、またどれくらい広がっているかを知ることができます。
卵巣がんの治療は、手術によってがんを取り除き、それに抗がん剤を併用するという方法が一般的です。
卵巣がんは、抗がん剤がよく効くがんの一つです。
特に“シスプラチン”と呼ばれる抗がん剤がよく用いられます。
抗がん剤は、手術で取りきれなかったがんを治療するために、手術後に投与されることが多かったのですが、最近では、手術前にあらかじめ抗がん剤を投与し、がんを小さくしてから手術するという方法もとられるようになっています。
なお、放射線治療は、卵巣がんにはあまり有効ではないんですね。